500 Miles / 500マイルも離れて

500 Miles 500マイルも離れて : Peter, Paul and Mary ピーター・ポール&マリー


500 Miles
Alubm : Peter, Paul & Mary
Peter, Paul & Mary
  ピーター、ポール&マリー
ピーター、ポール&マリー
(試聴可)
Released: 1962
Written by: Hedy West (ヘディ・ウエスト)
Produced by: Albert Grossman (アルバート・グロスマン)

  ピーター・ポール&マリーについて
(L to R) Peter, Paul and Mary
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 この曲は女性シンガー・ソング・ライター Hedy West (ヘディ・ウエスト)のファースト・アルバム(1961年)に収められていたものです。 へディ・ウエスト作となっていますが、ヘディ自身が子供の頃に祖母から聞いたトラディショナル・ソングが元になっているとのことでした。

 これはアメリカの不況時代に「ホーボー」と呼ばれていた放浪者の歌で、彼らは仕事を求めて貨物列車などに無賃乗車しながらアメリカ各地を旅して回っていました。 当然お金は無いので、一度ふるさとを出ると二度と戻れない人も多かったことでしょう。

 この曲はキングストン・トリオやボビー・ベアやエルビス・プレスリーなどがカヴァーしていますし、新しいところではフーターズのヴァージョンもあります。 元歌となったヘディ・ウエストは残念ながらアルバムも歌も見つからなかったので、同じ女性リード・ヴォーカルのPP&M のヴァージョンを取り上げてみました。 '60年代は女性シンガーが少ないですしね・・・

 ピーター・ポール&マリーは男性二人と女性一人のモダンフォーク・トリオです。 のっぽの方がポール(ノエル)で、ソング・ライターの曲を歌うことが多かったですが、ピーターとポールはオリジナル曲も書いていました。 私が中学生だった頃に日本では(第一次)フォーク・ブームというのがあって、PP&Mはジョーン・バエズらと共に人気があり、当時としてはめずらしく日本でのコンサートがTV でも放映されていました。 彼らの歌ったボブ・ディランの 「風に吹かれて」 は大ヒットしています。 ボブ・ディラン自身の歌よりも、PP&Mの方がポップで聴きやすかったですしね。

 この歌詞はとてもシンプルで歌いやすいのですが、シンプル過ぎてかえって意味がつかみにくいところもあります。 ボビー・ベアのヴァージョンはビルボードのトップ10に入るヒットにはなっていますが、貧しい流れ者の歌にしては明るく陽気すぎるので、やはり私としてはPP&M のヴァージョンの方がしっくりきます。 一番最初に聴いた歌の印象が、やはり強いということでしょうか・・・

【追記】マリー・トラヴァース(Mary Travers)さん死去:
  2005年に白血病と診断され、その後骨髄移植手術がうまく行って病気には打ち勝ったものの、化学療法の合併症により2009年9月16日コネチカット州の病院で亡くなりました。 享年72歳、ご冥福をお祈りいたします。





  ●歌詞と訳詩●

If you miss the train I’m on,   もしあなたが 私の乗っている(貨物)列車に乗り遅れたら
You will know that I am gone   あなたは私が 行ってしまったことを知るでしょう
You can hear the whistle blow -   あなたには汽笛の音(だけ)が聞こえるはず
A hundred miles,   100マイル(離れたところからでも)

A hundred miles,   100マイル
A hundred miles,   100マイル
A hundred miles,   100マイル
A hundred miles,   100マイル
You can hear the whistle blow   あなたには汽笛の音が聞こえるはず
A hundred miles.   100マイル(離れたところからでも)

Lord, I’m one,   主(しゅ)よ、私は1(00マイル)
Lord, I’m two,   そして2(00マイル)
Lord, I’m three,   3(00マイル)
Lord, I’m four,   4(00マイル)
Lord, I’m five hundred miles from my home.   主よ、私は家から500マイルも離れて、

Five hundred miles,    500マイル
Five hundred miles,    500マイル
Five hundred miles,    500マイル
Five hundred miles,    500マイル
Lord, I’m five hundred miles from my home.  主よ、私は家から500マイルも離れてしまいました

Not a shirt on my back,   私の背中に(着る)シャツは無く、
Not a penny to my name   私名義の(金は)1ペニー(米俗:セント)も無い
Lord ,I can’t go a-home this away   主よ、こんなに離れては 私は故郷に帰れません
 
This away,    こんなに離れては
This away,    こんなに離れては
This away,    こんなに離れては
This away,    こんなに離れては
Lord, I can’t go a-home this away.   主よ、こんなに遠く離れては 私は故郷に帰れません

If you miss the train I’m on   もしあなたが 私の乗っている列車に乗り遅れたら
You will know that I am gone   あなたは私が 行ってしまったことを知るでしょう
You can hear the whistle blow -   あなたには汽笛の音(だけ)が聞こえるはず
A hundred miles.   100マイル(離れたところからでも)

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Light My Fire ハートに火をつけて

Light My Fire ハートに火をつけて : The Doors ドアーズ

 ドアーズのファースト・アルバムからのヒット・シングルで、全米1位となった彼らを代表する曲です。


Alubm : The Doors (Import)
  ハートに火をつけて (試聴可)

Released: 1967
Written by: The Doors
Produced by: Paul A. Rothchild

  ドアーズについて:
 Ray (Key), Robby (Gu), John (Dr), Jim (Vo)
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 

 ファースト・アルバムからの最初のシングルはオープニングに収められている "Break On Through (To The Other Side) "(ブレーク・オン・スルー)でしたがヒットはせず、セカンド・シングルとしてリリースしたこの曲によりブレイクします。(日本版ではファースト・シングル) 
 当時ヒット曲を連発していたイギリスのビートルズとは違う、アメリカのボブ・ディランやビーチボーイズとも違う独自のサウンドがそこにはありました。 どちらかというとストーンズのように陰の部分を背負っている感じなのですが、やはりそれとも違うドアーズの音であり、歌詞なのです。

"we couldn't get much higher" (俺たちはもうこれ以上ハイになれない)―という歌詞がドラッグを連想させるとして、当時の人気番組だった「エド・サリバン・ショー」では歌詞を変更して歌うようにという取り決めだったのに、本番でジムはそのまま歌ってしまい、司会のエド・サリバンを激怒させたというエピソードは語り草になっています。

 アルバムのラストを飾る "The End"(ジ・エンド)は12分近い大作ですが、やはり歌詞の中にある
Father, ... I want to kill you.   Mother...I want to...f*ck you!
―という強烈なフレーズは、今読んでもちょっと訳すのがはばかられるほどです。 いわゆるエディプス・コンプレックス(※)というやつでしょうか。
【※ギリシャ神話のオイディプス(英:エディプス)は、自分の本当の父であることを知らずに通りすがりの王を殺してしまい、その後で自分の本当の母とは知らずに未亡人となった王妃の母と結ばれてテバイ市の王となる。 父親を憎み、母親を愛するという医学用語。】

 この曲はグループでの取り決めにより「ドアーズ」作となっていますが、曲のほとんどはギター担当のロビー・クリーガーが書き、イントロの部分などはキーボードのレイ・マンザレクが後から付けたということで、その辺りのエピソードはオリバー・ストーン監督による映画『ドアーズ』(1991年)でも見られます。 ロビーによると、ジム(モリソン)は作詞をする時にちょっと手伝った程度だったとか。

 この曲は間奏だけで3分もあり、全体としては7分にも及ぶ長いものなので、当時のラジオ向けとしてシングルは3分に短縮されていました。 シングル版が見つからないのでLPヴァージョンへのリンクを貼っておきますが、演奏だけで聴かせるバンドではないので今聴くとちょっと間延びした感じがするのは否めません。 でもこの曲が登場した44年前にはセンセーションを巻き起こしたものです。

* Jim Morrison(ジム・モリソン) – vocals
* Robby Krieger(ロビー・クリーガー) – guitar, backing vocals
* Ray Manzarek(レイ・マンザレク) – organ, piano, keyboards, backing vocals
* John Densmore(ジョン・デンスモア) – drums

* Larry Knechtel (uncredited) – bass



  ●歌詞と対訳●

You know that it would be untrue   それは真実じゃなくて
You know that I would be a liar   俺は嘘つきということになるだろう
If I was to say to you   もし俺が きみにこう言ったなら
Girl, we couldn't get much higher   俺たちはもう これ以上ハイになれないほどの気分だって

Come on baby, light my fire   さあ ベイビィ、俺に火をつけて
Come on baby, light my fire   来いよ ベイビィ、俺に火をつけてくれ
Try to set the night on fire   この夜に 火をつけてやろうぜ

The time to hesitate is through   ためらうのは やめにして
No time to wallow in the mire   泥沼の中で 転げ回っている時じゃない
Try now we can only lose   今やらなかったら 俺たちにできるのは失うことだけ
And our love become a funeral pyre   俺たちの愛は 火葬に使う薪(まき)になっちまう

Come on baby, light my fire   さあ ベイビィ、俺に火をつけて
Come on baby, light my fire   来いよ ベイビィ、俺に火をつけてくれ
Try to set the night on fire, yeah   この夜に 火をつけてやろうぜ

(間奏)

The time to hesitate is through   ためらうのは やめにして
No time to wallow in the mire   泥沼の中で 転げ回っている時じゃない
Try now we can only lose   今やらなかったら 俺たちにできるのは失うことだけ
And our love become a funeral pyre   俺たちの愛は 火葬に使う薪(まき)になっちまう

Come on baby, light my fire   さあ ベイビィ、俺に火をつけて
Come on baby, light my fire   来いよ ベイビィ、俺に火をつけてくれ
Try to set the night on fire, yeah   この夜に 火をつけてやろうぜ


You know that it would be untrue   それは真実じゃなくて
You know that I would be a liar   俺は嘘つきということになるだろう
If I was to say to you   もし俺が きみにこう言ったなら
Girl, we couldn't get much higher   俺たちはもう これ以上ハイになれないほどの気分だって

Come on baby, light my fire   さあ ベイビィ、俺に火をつけて
Come on baby, light my fire   来いよ ベイビィ、俺に火をつけてくれ
Try to set the night on fire, yeah   この夜に 火をつけてやろうぜ

Try to set the night on fire   夜に火をつけて
Try to set the night on fire   夜に火をつけて
Try to set the night on fire   この夜に 火をつけてやろうぜ


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286. Time of the Season ふたりのシーズン

Time of the Season ふたりのシーズン : The Zombies ゾンビーズ

 ゾンビーズのセカンド・アルバムからのシングル曲で、本国イギリスよりもアメリカでヒットして3位となり、カナダのチャートでは1位となっています。 でもこの曲がヒットした時、グループは既に解散していました。


Japanese Single
Alubm : Odyssey & Oracle
  オデッセイ&オラクル

Released: November 1968
Written by: Rod Argent (ロッド・アージェント)
Produced by: The Zombies

  ゾンビーズについて:
The Zombies
 フリー百科事典『ウィキペディア』 

 ゾンビーズは1964年のファースト・シングル "She's Not There" がアメリカとカナダで2位(英:12位)、サード・シングルの "Tell Her No" がアメリカとカナダで6位(英:42位)と、本国よりも北米で人気のあったグループです。
 日本では "Whenever You're Ready" というシングルのB面に入っていた "I Love You" という曲を、数年後にカーナビーツというグループが「好きさ、好きさ、好きさ」という日本語の歌にしてヒットさせていました。

 彼らは1967年にレコード会社を移籍して、ビートルズやピンククロイドが使ったアビーロード・ストジオでセカンド・アルバムのレコーディングを始めます。 でも途中でスタジオが使えなくなったり、レコーディング中にメンバー間の関係が悪化して、アルバムの完成とほぼ同時にバンドは解散してしまいました。
 しかしアメリカ側のレコード会社CBSコロンビアのプロデューサーであったアル・クーパーがこの曲を気に入り、アメリカでシングル・カットしたところ翌年大ヒットしたという経緯(いきさつ)があります。

 アルバムのタイトル "Odyssey & Oracle" (オデッセイ&オラクル)の「オデッセイ」はホメロスの「オデュッセイアー」(オデュッセウス物語)の英語読みで「長途の旅」という意味にもなり、「オラクル」はギリシャ時代の「神託」(神のお告げ)のことです。  サイケデリック なジャケットも含めて現在では再評価されているようですが、発売当時はアメリカのアルバム・チャートで95位になったくらいでした。 もしアル・クーパーがプッシュしてくれなかったら、アメリカでは発売されない決定が出ていたとか。

 この曲は今でもコマーシャルなどに使われてゾンビのごとくよみがえってきますが、残念ながら歌詞の方は大した内容ではありません。 彼らはタートルズ同様おふざけで写っている写真が幾つかあり、そのふざけたグループ名によってもかなり損をしているのではないでしょうか。 もう少し考えて名前を付けていたら、と思うのですが・・・
 この曲のシングルはステレオ・ヴァージョンですが、オリジナルのマスターはモノラルだったらしく、後からモノラルでミックスし直したバージョンがアルバムのボーナス・トラックとして収められています。 はっきり言って大した違いは無い様に思えるのですが、こだわる方は聴き比べてみて下さい。



  ●歌詞と対訳●

It's the time of the season.   今がその うってつけの季節
When love runs high.   愛が 高まる時 ※
And this time,    そして 今度こそ ※
give it to me easy.   ぼくにスンナリ やらせて欲しい 
And let me try   ぼくに やらせておくれ ※
with pleasured hands.  この歓びに燃える 両の手で ※

To take you in the sun to   きみを日の当たる場所へと 連れていこう
(promised lands).    (約束の地へ) ※
To show you every one.   きみに全てを 見せるために
It's the time of the season for loving.   今が愛するのに 最適な季節だから

What's your name?    きみの名前は何ていうの?
(What's your name? )   (名前は何?)
Who's your daddy?   きみの父さんは誰だい?
(Who's your daddy?)    (父さんは誰?)
(He rich?)      (彼は金持ち?)
Is he rich like me.  彼はぼくみたいに 金持ちかい?
Has he taken,    彼は してくれるかい?
(Has he taken)   (彼は してくれる?)
any time.   いつでも
(any time)   (いつでも)
(To show)    (教えよう) 
To show you what you need to live.  きみが生きるために必要なことを教えよう

Tell it to me slowly   ゆっくりと 話してくれないか
(tell you what).   (きみの言いたいことを)
I really want to know.   ぼくは本当に知りたいんだ
It's the time of the season for loving.   今が愛するのに 最適な季節だということを

(間奏)

What's your name?    きみの名前は何ていうの?
(What's your name? )   (名前は何?)
Who's your daddy?   きみの父さんは誰だい?
(Who's your daddy?)    (父さんは誰?)
(He rich?)      (彼は金持ち?)
Is he rich like me.  彼はぼくみたいに 金持ちかい?
Has he taken,    彼は してくれるかい?
(Has he taken)   (彼は してくれる?)
any time.   いつでも
(any time)   (いつでも)
(To show)    (教えよう) 
To show you what you need to live.  きみが生きるために必要なことを教えよう

Tell it to me slowly   ゆっくりと 話してくれないか
(tell you what).   (きみの言いたいことを)
I really want to know.   ぼくは本当に知りたいんだ
It's the time of the season for loving.   今が愛するのに 最適な季節だということを


※ runs high: ~が高まる。
※ this time: 今度こそ、今回は。 (前回は駄目だったのでしょう)
※ let me try: 私にやらせて、ぼくにさせて。
※ pleasure: (性的な)享楽、歓び。 
※ promised land: 約束の地。 聖書ではカナンのこと。 天国。(これもセックスの快楽に掛けているのでしょう)


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

285. San Francisco 花のサンフランシスコ

San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair) 花のサンフランシスコ 
    : Scott McKenzie スコット・マッケンジー

 1967年6月に行われたモントレー・ポップ・フェスティバルをプロモート(宣伝、促進)するため、その一月前にリリースされたこの曲は全米4位のヒットとなり、多くの若者たちをカリフォルニアへと集めることになりました。 この曲は英国を始め、アイルランド、ドイツ、フィンランドなどのチャートで1位となっています。


Alubm : San Francisco
  花のサンフランシスコ
(試聴可)
Released: 13 May 1967
Written by: John Phillips (ジョン・フィリップス)
Produced by: John Phillips & Lou Adler (ルー・アドラー)

  Scott McKenzie について:
Scott McKenzie
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 Monterey Pop Festivalモントレー・ポップ・フェスティバル)のアイディアはその前年に行われた「モントレー・ジャズ・フェスティバル」を観て思いついたということで、ジョン・フィリップス(ママス&パパス)と、プロデューサーでダンヒル・レコードのオーナーでもあった(過去形)ルー・アドラーが中心になって開催されました。 この曲はその二人がプロデュースしたもので、歌っているスコット・マッケンジーはジョン・フィリップスの友人ということです。
 "Be Sure to Wear Flowers in Your Hair" (きみの髪に花を飾るべきだ)という長い副題が付いているのは、同名の別の曲と区別するためとか。

●この曲の時代背景: ベトナム戦争とフラワー・ムーブメント
 当時あれほどヒットしながら現在ではほとんど聴かれなくなっているこの曲は、「髪に花を飾る」とか「love-in」という言葉が出てきますが、現代の若い人には何のことか分からないでしょうから少し解説しておきます。
 1965年にアメリカが北ベトナムを爆撃して以来泥沼化していた「ベトナム戦争」に対し、アメリカ国内では『武器ではなく、花を』―をスローガンに掲げた若者たちの反戦運動が各地で起り、「Love and Peace」(愛と平和)の象徴として髪や体に花を飾る ヒッピー と呼ばれる若者たちが様々な形の集会を開いていました。

 モントレー・ポップ・フェスティバルはその年 「Summer of Love」 と呼ばれたヒッピー・ムーブメントの一つとなり、三日間で延べ20万人を動員する一大イベントとなりました。 コンサートの最終日には主催者の一人であるジョン・フィリップス率いるママス・アンド・パパスがトリを務め、終わりの方でスコット・マッケンジーが加わってこの曲を歌っています。 そしてこの曲はヨーロッパの反戦集会などでも歌われるようになり、翌年チェコスロヴァキアで起こった「プラハの春」における若者たちの集会でも広く歌われたそうです。
 
 ベトナム戦争が終結してからヒッピー文化やフラワー・ムーブメントも衰退し、その理想は幻影に終わったように見えるかもしれませんが、武器を持たない若者たちが武器の代わりに花で髪を飾り、愛と歌の力だけで世界を変えようとしていた時代が確かにありました。 今から44年も前のことです。 

  John Phillips (ジョン・フィリップス): guitar
  Joe Osborn (ジョー・オズボーン): bass
  Hal Blaine (ハル・ブレイン): drums
  Gary L Coleman (ゲーリー・L・コールマン) : orchestra bells and chimes

※この曲にはモノラル・ヴァージョンと、右からギター、左からドラムの音が聴こえるステレオ・ヴァージョンがあり、当時のシングル・レコードはモノラルでした。



  ●歌詞と対訳●

If you're going to San Francisco  もしきみが サンフランシスコへ行くなら
Be sure to wear some flowers in your hair  花を少し 髪に飾るといい ※
If you're going to San Francisco  もしきみが サンフランシスコへ行くなら
You're gonna meet some gentle people there  そこで平和を望む人たちと出会うだろう ※

For those who come to San Francisco  サンフランシスコに来る人たちのために
Summertime will be a love-in there  夏には「ラヴ・イン」(愛と平和)の集会がある ※
In the streets of San Francisco  サンフランシスコの通りでは   
Gentle people with flowers in their hair  髪に花を飾った 平和主義の人たちがいるから

(Bridge)
All across the nation   この国 全体に渡って
such a strange vibration  なんて不思議な 感情が ※
People in motion   人々は (愛と平和の)運動をしている ※
There's a whole generation   それは あらゆる世代を通じて
with a new explanation   新しい意味のあること
People in motion   みんな (愛と平和の)運動をしている
people in motion   みんな (愛と平和の)活動をしている 

For those who come to San Francisco  サンフランシスコに来る人たちのために
Be sure to wear some flowers in your hair  きみの髪に 花を少し飾るといい
If you come to San Francisco   もしきみが サンフランシスコへ来るなら
Summertime will be a love-in there  夏には「ラヴ・イン」の集会がある

If you come to San Francisco   もしきみが サンフランシスコへ来るなら
Summertime will be a love-in there  夏には「ラヴ・イン」の集会があるから


※ be sure to..: 必ず(きっと)~しなさい、~するように気を付けなさい。
※ gentle people: 非暴力主義の人たち。 (「優しい人びと」ではありません)
※ love-in: 「ラヴ・イン」。ヒッピーの集会(be-in)で、すべてのものを愛することをテーマにしたもの。この年の6月に行われたモントレー・ポップ・フェスティバルは "Summer of Love" とよばれた若者文化のムーブメントの一つとなった。
※ vibration: [米俗] (雰囲気などから起きる)感情、気持ち。 この部分、全て語尾が"-tion" で終わる単語を続けて韻を踏んでいる。
※ in motion: 運動中である、運動をしている。 「Love and Peace」(日本では「ラヴ・ピース」)運動のことでしょう。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

284. So Much in Love ソー・マッチ・イン・ラヴ (なぎさの誓い)

So Much in Love ソー・マッチ・イン・ラヴ (なぎさの誓い) : The Tymes ザ・タイムズ

 ザ・タイムズのデビュー・シングルにして、全米No.1 のヒットとなった彼らの代表曲です。 アカペラで指を鳴らすだけで歌えるので、歌詞を覚えるとどこでも気軽に口ずさめるでしょう。


So Much in Love (LP)
Alubm : Best of The Tymes
  Great Soul Hits

Released: 1963
Written by: George Williams, Bill Jackson, Roy Straigis
Produced by: Billy Jackson

  The Tymes について:
The Tymes
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 Tyme は Time の古い書き方ですが、The Tymes は元 The Latineers というグループのメンバーだった4人に、 George Williams (ジョージ・ウィリアムス)をリード・ヴォーカルに迎えて1960年に結成されました。 この曲はその George Williams と、プロデューサーの Billy Jackson (ビリー・ジャクソン)、アレンジャーの Roy Straigis の三人の共作となっています。

 彼らは同年に、 Johnny Mathis (ジョニー・マティス)が1957年に歌った "Wonderful! Wonderful!" のカヴァー曲が全米7位になったくらいでその後ビッグ・ヒットは無いものの、地道に活動を続けていたようです。
 1975年の "Ms Grace" (ミス・グレイス)という曲はアメリカでは91位と振るわなかったものの、英国のシングル・チャートでは1位の大ヒットとなりました。

 この曲のシングルは2分08秒と短く、波の音の後ですぐに歌が始まるのですが、探してみると幾つかの異なるヴァージョンがあるようです。 たぶんLPヴァージョンとか再録ヴァージョンなのでしょうが、イントロにチェレスタの音色とナレーションが入る少し長いヴァージョンがあり、その中でも歌詞が同じもの(2:21)と、1番の歌詞が違うもの(2:27)がありました。



  ●歌詞と対訳●

As we stroll along together   ぼくらが一緒に 散歩しながら ※
Holding hands, walking all alone  手をつないで、二人きりで歩く ※
So in love are we two   ぼくら二人は 深く愛し合っているから ※
That we don't know what to do  どうしていいか 分からなくなるんだ ※
  ※別の歌詞:(No one else but me and you  ぼくときみ以外、誰もいないみたいだ) 
So in love   それほど 愛し合っているから
(so in love)
In a world of our own   自分たちしか 見えないんだ ※
(so in love)

As we stroll by the sea together  二人して 渚(なぎさ)を歩く ※
Under stars twinkling high above  星のまたたく 空の下を ※
So in love are we two   ぼくら二人は 深く愛し合っているから
No one else but me and you  ぼくときみ以外、誰もいないみたいだ ※
So in love   それほど 愛し合っているから
(so in love)
So much in love    熱々の 恋人同士だから ※
(so in love)
So in love   深く 愛し合っているから
(so in love)
So much in love   熱々の カップルだから
(so in love)

(Bridge)
We stroll along together   ぼくらが 一緒に歩きながら
I tell you,    ぼくがきみに、
"I need you, oh, so much  「きみが必要なんだ、あぁ、こんなにも
I love, love you my darling"  愛してる、 愛してるんだ、ぼくの愛しい人」と言ったら
Can you tell it in my touch?  きみもぼくの腕の中で そう言ってくれるかい?

When we walk down the aisle together  二人して (教会の)通路を並んで歩く時 ※
We will vow to be together till we die  「ぼくらは 死ぬまで一緒だ」と誓おう
So much love have we two    ぼくら二人は 深く愛し合っているから
Just can't wait to say "I do"   「はい」と言ってくれるのが とても待ちきれない ※
So in love     深く 愛し合っているから
(so in love)
Are you and I    きみとぼくは
(you and I)
So in love     とても 愛し合っているから
(so in love)
Are you and I    きみとぼくは
(you and I)
So in love    深く 愛し合っているから
(so in love)
Are you and I..    きみとぼくは・・・
(you and I)


※ stroll along: ~沿いを歩く(散歩する、ぶらつく)。
※ holding hands: 手をつなぐ。
※ all alone: 「ただ一人で」とか「独力で」という意味ですが、その前に "together" があるので、"together all alone" だと「二人きりで」となります。
※ so in love: 深く愛し合っている。
※ don't know what to do: どうしていいか(何をしていいか)分からない。 この行、二番と同じ "No one else but me and you" となっているヴァージョンもあります。
※ in a world of one's own: 自分(たち)の世界に入っている(没頭している)。自分のことしか考えられない。

※ stroll by the sea: 海辺を散歩する。
※ high above: 高いところにある(位置する)。
※ no one else but..:~以外、誰もいない。
※ so much in love: かなりお熱い仲、熱々の恋人同士。

※ aisle [発音:ail]: (座席と座席の間の)人が通れる部分、通路。 この場合は教会(結婚式)の通路でしょう。
※ I do: 「はい」とか「ええ」とか「もちろん」。 "Yes, I do" ということです。
 

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プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
老母の介護をしていた頃に、息抜きも兼ねて始めたブログです。
介護の終わった現在はそんな暇もなく休止状態で、たまの休みには気が向くと更新もしています。

※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の無断転載は固くお断りいたします。

訳詞を掲載したい場合は、「記事へのリンクを貼る」という形にして下さい。できれば少しは努力して、自分で翻訳して下さい。

訳詞についてご意見のある方は、「歌詞の翻訳について」をご覧になってからコメントするようにして下さい。

好意的なコメントには出来るだけ返信するようにしていますが、あからさまな悪口は公開せずにサッサと削除しております。それが人情というものでしょう。

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