Constant Craving コンスタント・クレヴィング

Constant Craving コンスタント・クレヴィング : k.d. lang K.d.ラング

K.d.ラング1992年のアルバムからのファースト・シングルで、彼女の名前を一躍広めることになりました。 翌年にはこの曲でグラミーも受賞しています。


Alubm : Ingénue
  アンジャニュウ
(試聴可)
Released: 17 March 1992 (Album)
Written by: k.d. lang, Ben Mink
Produced by: Greg Penny, k.d. lang, Ben Mink
  K.d.ラングについて:
k.d. lang
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K.d.ラングはカナダのシンガー・ソング・ライターで、80年代にも4枚のアルバムをリリースしていますが、日本ではこの曲を含む5作目のアルバムで初登場となりました。 このブログでは、29回目に "Hallelujah" (ハレルヤ)を採り上げています。

この曲は地元カナダで8位のヒットとなり、イギリスでは発売当初こそパッとしませんでしたが、翌年に再リリースされたシングルでは15位となっています。 アメリカのビルボードでは38位ですが、アダルト・コンテンポラリー部門では2位となりました。 
1993年のグラミーでは "Best Female Pop Vocal Performance" (最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス)を受賞しています。
またMTV Video Music Award でも、この曲のビデオが "Best Female Video" (最優秀女性ビデオ)に選ばれました。

ところで1997年に出たローリング・ストーンズのシングル "Anybody Seen My Baby?" のサビの部分がこの曲と似ていることが問題になり、のちにストーンズ側は裁判沙汰を避けるため、作曲者のクレジットにK.d.ラングとベン・ミンクの名前を加えています。 真偽のほどは分かりませんが、言われてみれば確かに似てますね・・・

K.d.ラングの書く歌詞には抽象的で分かりにくいものが多く、この曲もその内の一つですが、 "Craving" (欲望)というのはおそらく性欲を指しているのでしょう。 私はそのように解釈して訳してみました。
この曲はアルバムのラストに収められていますが、3曲目の "Miss Chatelaine" (ミス・シャトレイン)もヒットしているので、おそらく聴いたことがあると思います。
アルバム・タイトルの "Ingénue" (アンジェニュー)は「純情娘(Ingenuous girl)」という意味で、「無邪気な」というフランス語から来ているようです。



k.d. lang: Vocals, Electric & Acoustic Guitars, Mandolin, Tamboura
Ben Mink: Electric & Acoustic Guitars, Bass, Viola, Violin, Percussion
Greg Penny: Percussion, Beatboxing
Greg Leisz: Steel, Pedal Steel & Lap Steel Guitar
Teddy Borowiecki: Keyboards, Piano, Accordion, Santur
David Piltch: Acoustic, Electric & Fretless Bass
Randall Stoll: Drums
Gary Burton: Marimba, Vibraphone

  ●歌詞と対訳●

[1]
Even Through the darkest phase  最悪の局面でさえ 切り抜けてきた
Be it thick or thin  それが良い時でも 悪い時であっても

Always someone marches brave  いつも誰かが 勇猛果敢に突き進んで行く
Here beneath my skin  ほら、 私の肌の すぐその真下を  

Constant craving  絶え間ない 欲望
Has always been  いつも ずっとそうだった

[2]
Maybe a great magnet pulls  おそらく 巨大な磁石に引かれるように
All souls towards truth  全ての心は 真実へと向かうのでしょう

Or maybe it is life itself  それともそれは 人生そのものなのかも
Feeds wisdom to it's youth  若い人たちに 分別を与えてくれる   

Constant craving  ずっと続く 欲望
Has always been  これまでも ずっとそうだった


Craving   欲望
(Ah ha)
Constant craving  絶え間の無い 欲望
Has always been  昔から ずっとそうだった
Has always been  いつも ずっとそうだった

(間奏)

Constant craving  絶えることの無い 渇望
Has always been  いつも ずっとそうだった

Constant craving  絶え間のない 欲求
Has always been  これまでも ずっとそうだった

Craving  欲望
(Ah ha)
Constant Craving  終わりの無い 欲望
Has always been  ずっと ずっとそうだった

Has always been  これまでも ずっとそうだった
Has always been  いつも ずっとそうだった
Has always been...  昔から ずっとそうだった・・・


※ through thick and thin: 良い時も悪い時も。 順境・逆境の時を通して。 
【語源:狩猟の時、草木が茂って歩きにくい場所(thick)や、歩きやすい場所(thin)をスルーして(通り抜けて)行くことから】
※ darkest: 最も暗い、 一番悪い。 最悪の。
※ phase: 局面、段階。
※ be it ..: "be it true or not" それが真実であろうとなかろうと。 "be it good or bad" それが良かろうと悪かろうと。

※ march: マーチ。 行進、行軍。
※ brave: 勇敢な、勇ましい。
※ here: 「ほら」、「そら」、「はい」など、相手の注意を引く時の言葉。
※ beneath: 1.~の真下を。 2.~にふさわしくない、~に値しない。
※ skin: 1.皮膚の、肌の。 2.(俗語)ポルノ。

※ constant: 1.持続する、絶えず続く。 2.普遍の。 不変なもの。
※ craving: 切望、渇望。 欲求、欲望。
※ have always been: いつも~だった。 ずっと~だった。

※ toward: 1.~の方へ、~に向かって。 2.~を目指して、~を目標として。
※ truth: 1.真実、迫真性。 2.現実、事実、真理、本当のこと。
※ feed: 1.(食べ物を)与える。 ~を養う。 2.大きくさせる、増大させる。
※ wisdom: 1.分別、見識。 2.知恵、英知。 3.良識、常識。
※ youth: 1.若い人、若者。 2.青年時代、青春時代。
   

Hold On ホールド・オン

Hold On ホールド・オン : Wilson Phillips ウィルソン・フィリップス


Alubm : Wilson Phillips
  ウィルソン・フィリップス

Released: 1990
Written by: Chynna Phillips, Glen Ballard, Carnie Wilson
Produced by: Glen Ballard

  ウィルソン・フィリップスについて:
 Wilson Phillips
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 ウィルソン・フィリップスはこのデビュー・シングルが全米No.1 となり、いきなりブレイクしました。

 メンバーはChynna Phillips(チャイナ・フィリップス)がママス&パパスのミッシェル&ジョン・フィリップス夫妻の娘で、Carnie Wilson(カーニー・ウィルソン)とWendy Wilson(ウェンディ・ウィルソン)はビーチボーイズのブライアン・ウィルソンを父に持つ姉妹です。 三人は幼馴染みで、80年代後半にグループを結成しました。 いわゆる二世ミュージシャンですがどちらも両親は離婚しており、決して恵まれた環境ではなかったようです。

 この曲を始めとしてファースト・アルバムからは3曲のNo.1 ヒットが生まれ、全世界で800万枚が売れました。 親の名前が無くてもその歌声で充分に実力を証明してみせた訳で、やはり「蛙の子は蛙」ですね。

 「Hold On」(ホールド・オン)というタイトルの曲は他にも色々あり良く使われるフレーズですが、意味としては(電話などを)切らずに「保持する」とか「持ちこたえる」といったところで、苦しんでいる友達に「もう一日(頑張って)続けてみて」と励ます歌になっています。
 しかし訳しにくい歌詞で、途中から訳すのがちょっと面倒になってきました。 しかもかなりテンポが速いので、一緒に歌うのも難しい曲です。 この曲は彼女たちのきれいなコーラスを楽しむだけにしておく方が良いかもしれません。  





  ●歌詞と訳詞●

I know there's pain   苦しいことは 判るけど
Why do lock yourself up in these chains?   なぜあなたは自分を 鎖でつなぎ止めるの?
No one can change your life except for you  あなた以外あなたの人生を変えられる人はいない
Don't ever let anyone step all over you   誰にもあなたを 踏み越えさせてはいけないの
Just open your heart and your mind   ただ あなたの心と あなたの精神を開いて
Is it really fair to feel   その気持ちは 本当にフェア(公正)なものなの
this way inside?   心の中でも そう思ってるの?

(Chorus)
Some day somebody's gonna make you want to   いつか誰かが あなたに対し
Turn around and say goodbye   後ろを見せ 「サヨナラ」って言うくらい(強くなる)
Until then baby are you going to let them   その時まで、あなたが彼らに対しそうなれるまで
Hold you down and make you cry   (彼らは)あなたを落ち込ませ、あなたを泣かせるでしょう
Don't you know?   わからない?
Don't you know     わからないの
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 持続することができるなら
Can you hold on for one more day    もう一日 持ちこたえることができるなら
Things'll go your way   ものごとは あなたの思い通りになるでしょう
Hold on for one more day   もう一日 続けてみて


You could sustain   あなたは 耐えてきた
Or are you comfortable with the pain?   でも その苦しみと一緒で心地良いの?
You've got no one to blame   あなたは 誰も非難すべきじゃない
for your unhappiness   あなたの不幸を
You got yourself into your own mess   あなたを混乱させているのは あなた自身なのだから
Lettin' your worries pass you by   あなたの心配事は パス(通過)させてしまいましょう
Don't you think it's worth your time   あなたの時間に 価値があるとは思わないの?
To change your mind?    自分の心を 変えるために

(Chorus)
Some day somebody's gonna make you want to   いつか誰かが あなたに対し
Turn around and say goodbye   後ろを見せ 「サヨナラ」って言うくらい(強くなる)
Until then baby are you going to let them   その時まで、あなたが彼らに対しそうなれるまで
Hold you down and make you cry   (彼らは)あなたを落ち込ませ、あなたを泣かせるでしょう
Don't you know?   わからないの?
Don't you know     わからない
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 続けることができるなら
Can you hold on for one more day    もう一日 持ちこたえることができるなら
Things'll go your way   ものごとは あなたの思い通りになるでしょう
Hold on for one more day   もう一日 持ちこたえてみて

I know that there is pain   それが痛みを伴うことは わかるけど
But you hold on for one more day and   でもあなたがもう一日 持ちこたえるなら
Break free the chains   その鎖を断ち切って 自由になれる
(Yeah)
I know that there is pain   それが痛みを伴うことは わかるけど
But you hold on for one more day and you   でもあなたがもう一日 続けられるなら
Break free, break from the chains   開放される、その鎖を断ち切ることができるわ

(Chorus)
Some day somebody's gonna make you want to   いつか誰かが あなたに対し
Turn around and say goodbye   後ろを見せ 「サヨナラ」って言うくらい(強くなれる)
Until then baby are you going to let them   その時まで、あなたが彼らに対しそうなれるまで
Hold you down and make you cry   (彼らは)あなたを落ち込ませ、あなたを泣かせるでしょう
Don't you know?   わからないの?
Don't you know     わからない
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 続けることができるなら
(yeah)
If you hold on   もし あなたが持ちこたえるなら


Don't you know     わからないの
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 続けることができるなら
If you hold on   もし あなたが持ちこたえるなら

Can you hold on   あなたが 続けられるなら
Hold on, baby   頑張って、ベイビィ
Won't you tell me now   今 そう言ってくれない
Hold on for one more day 'Cause   もう一日(頑張り)続けてみると、なぜって
It's gonna go your way   そうすれば あなたのやり方で進めるようになるはずだから


Don't you know     わからないの
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 続けることができるなら

Can't you change it this time   あなたは今しか それを変えることができない 
Make up your mind   心を しっかりと持って
Hold on   持ちこたえて
Hold on   (頑張り)続けて
Baby, hold on...   ベイビィ、持ちこたえるのよ・・・

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447. Rocky Road / ロッキー・ロード

Rocky Road ロッキー・ロード : Nick Lowe ニック・ロウ

 ニック・ロウ1990年のアルバムから、ライ・クーダーやジム・ケルトナーの参加しているこの曲を採り上げてみました。


Alubm : Party of One
  パーティ・オブ・ワン
(廃盤)
Released: 1990
Written by: Nick Lowe (ニック・ロウ)
Produced by: Dave Edmunds (デイヴ・エドモンズ)

  ニック・ロウについて:
Nick Lowe
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 この曲を含むアルバム Party of One
(パーティ・オブ・ワン)にはライ・クーダーとジム・ケルトナーが参加していますが、このアルバムからはずっと以前に「I Don't Know Why You Keep Me On(170回目)」を採り上げたことがありました。

 イギリス人であるニック・ロウと、アメリカ人であるライ・クーダーの両者を結びつけたのは、1987年に行われたジョン・ハイアットのレコーディング時で、それがのちに4人でグループを組んで1992年の 「Little Village」へとつながることになります。

 人生を「山あり谷あり」の山道にたとえることがありますが、それは日本も欧米も変わらないようで、この曲はそんな「岩だらけの道」に立ち向かう男の歌です。 歌詞は少し抽象的で分かりにくい部分もありますが、ライ・クーダーの素晴らしいギター・プレイは軽快で、歌詞の重さを楽しいものに変えているかのようです。

 このアルバムからは「All Men Are Liars」がシングル・カットされていますが、ヒット・チャートにはかすりもせず、現在はアルバム自体が廃盤になっているようです。


●参加ミュージシャン:
* Nick Lowe bass guitar, lead vocals
* Ry Cooder electric guitar, mandolin
* Jim Keltner drums
* Dave Edmunds electric guitar 
* Bill Kirchen electric guitar
* Paul Carrack organ, piano
* Austin De Lone piano, acoustic guitar

  ●歌詞と訳詞●

When I set out this was just a track  俺が この山道を歩き始めた時
Now it's a rocky road  そう、この岩だらけの小道を
I left so fast I didn't even pack  俺は早朝に 荷物も持たず出発して
I just hit this rocky road  この岩だらけの山道に向かったんだ

The flint and shell is cold and cruel  尖った石や貝殻は 冷たく苛酷で
On this rocky road  この岩だらけの小道で
But its spark and spike l can overrule  でもそんな火花の散る尖った石道を 俺はねじ伏せることができそうで
Walkin' this rocky road, yeah  そんな岩だらけの道を歩いて行く
Walk this rocky road  そんな岩だらけの道を歩くんだ

It began one morning when I woke reborn  それは俺が生まれ変わって目覚めた様な ある朝のことだった
Walk this rocky road  この岩だらけの道を 歩き始めたんだ
Felt like chains that bound me from me had been torn 
 (それまでは)まるで鎖に縛られて ずっと苦しめられているみたいだったけど
Walk this rocky road  この岩だらけの道を 歩き始めたのさ

The rut I was in had once been a groove  その足跡はかつて俺がつけたもの
Walk this rocky road  そんな岩だらけの道を歩く
I said to my feet "C'mon feet, time to move"  俺は自分の両足に「さあ、今こそ動く時だぜ」って言って
Then we hit this rocky road, yeah  それで俺たち(頭と足)は この岩だらけの道と対峙して
Hit this rocky road  そんな岩だらけの道に 勝負を挑んだんだ

And the way may be pitted and the climb steep  その道は大きな穴が空いていたり 急な坂道を登ったり
And the mountains soaring and the valleys deep  山々は高く聳え 谷底は深いかもしれないが
But I'm driven by a memory of way-back-when  でも俺は 昔の記憶に衝き動かされて
That says I'm never going back again, yeah, yeah, yeah..
 そして 「もう二度と後戻りはしない」 って言ったんだ

(間奏)

When I first started out, this was just a track  俺が最初に出発した時、それはただの小道に過ぎなかった
Now it's a rocky road  この岩だらけの道で
Fixed my eyes face-forward and I didn't look back  俺はただ前方だけを見つめたのさ、決して振り返ることもなく
I just hit this rocky road  ただこの岩だらけの道と対峙したんだ

There's a thumping and a jumping from a thunderstorm  そこは激しい雷雨で 風が叫び雨が叩きつけてくることもある
On this rocky road   この岩だらけの小道では
But I keep on walking 'till I make it home  でも俺は生れた場所(※)にたどり着くまで 歩き続けよう
I'm gonna walk this rocky road, yeah 俺はこの岩だらけの道を歩き続けるのさ
Walk this rocky road  この岩だらけの道を歩くのさ

And the way may be pitted and the climb steep  この道は大きな穴が空いていたり 急な坂道を登らなければならなかったり
And the mountains soaring and the valleys deep  山々は高く聳え 谷底は深いかもしれないが
But I'm driven by a memory of way-back-when  でも俺は 大古の記憶に衝き動かされて
That says I'm never going back again, yeah, yeah, yeah..
  そして「もう二度と後戻りはしない」 って言ったんだ

I'm gonna walk this rocky road, I'm gonna walk
  俺はこの岩だらけの道を 歩き続けるよう、俺は歩くのさ
I'm gonna walk this rocky road, I'm gonna walk
  この岩だらけの道を 歩き続けるのさ、俺は歩くんだ
I'm gonna walk this rocky road, I'm gonna walk
  俺はこの岩だらけの道を 歩き続けるよう、俺は歩くのさ
I'm gonna walk this rocky road, I'm gonna walk
  この岩だらけの道を歩くのさ、 俺は歩き続けるんだ

I'm going to walk this rocky road    
俺はこの岩だらけの道を 歩き続けるのさ


set out: 1.(旅に)出発する。2.(仕事を)始める。3.~に乗り出す。~を始める。~に着手する。
track: 【名詞】(動物や乗り物の通った)跡、轍(わだち)。(踏み固められた)小道、けもの道。
rocky road: 岩だらけの道、困難な道。
hit: 1.ぶつかる、当たる。 2.~に達する、~に着く。 3.襲う、攻撃する。 
flint: 火打ち石、黒石英(石器時代に矢じりなどに使われたもの)。(石器のように)固く尖ったもの。
cruel: 1.厳しい、つらい、苛酷な。 2.残忍な、無慈悲な、非情な。
over-rule: (発言などを)却下する、覆す、封じる。 "rule over" だと「支配する」「統治する」など。

reborn: 生まれ変わった、生き返った。
bound: 縛られた、束縛された。
torn: (tear の過去形)1.裂ける、破れる。2.(人を)苦しめる、悲しませる。
rut: 轍(わだち)、(車などの通った)跡。

pit: 1.(地面の)大きな穴、くぼみ。 2.(地面に掘った)落とし穴。
climb steep: 急な坂道を上る
soaring: 空にそびえる、急上昇する。
driven: driveの過去形。 (衝動や感情に)衝き動かされる、身を委ねる。
wey back when: かつて、大昔に。

start out: 1.出発する、乗り出す。 2.旅立つ、旅に出る。 3.~を始める、~に着手する。
fix one's eyes: ~を注視する、~を凝視する。
face forward: 前方を向く。
look back: 振り返る。 (過去の事などを)回想する。
thumping: 1.(ドシン、ドンという)大きな音を立てる。 2.(心臓が)ドキドキする。 3.殴ること、殴り合い。
thunderstorm: 激しい雷雨。
keep on: ~し続ける、継続する。
make it home: 帰宅する、家にたどり着く。 ※"home"には「生れた場所」や「故郷」、「死に場所」や「墓所」などの意味もあります。
gonna = going to: ~するつもりである。


446. All It Takes / オール・イット・テイクス

All It Takes オール・イット・テイクス : Hanna Boel アンナ・ボーエル

アンナ・ボーエル1994年のアルバムから、シングルにもなったこの曲を採り上げてみました。 ティナ・ターナーのような歌声と、エリック・クラプトンのようなギター・ソロをお楽しみ下さい。
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Album : Misty Paradise (CD) / Misty Paradise (mp3) 
Released: 1994
Written by: Eddie Chacon
Produced by: Poul Bruun

Hanna Boel (アンナ・ボーエル)について: フリー百科事典『ウィキペディア』

アンナ・ボーエルはデンマークの人ですが、最初に聴いた時は黒人の女性かと思いました。 ラジオでは「アンナ・ボイル(?)」としか聞き取れず、当時はPCもインターネットも無かったので調べようが無かったのですが、最近になってこの曲を思い出し、うろ覚えの歌詞の一部「maybe we can start again」で検索したらヒットしたのがこの曲でした。 長年心に引っかかっていたものが取れて、少しサッパリした気分です。

アンナ・ボーエルは1957年8月生まれということで、この曲の出た当時は37歳、現在は60歳ということになります。 デンマークの女性歌手で私が知っているのは以前に採り上げたことのあるアンヌ・ドゥールト・ミキルセンくらいですが、こちらは英語で歌っているので聴きやすいです。 デンマーク語で歌われる曲も、不思議な響きがして良いものですが・・・

間奏のギター・ソロを弾いているのはThomas Helmig という人ですが、こちらも最初に聴いた時はエリック・クラプトンかと思いました。 クラプトンの影響を受けて似たような演奏をする人は結構いますが、これほどそっくりなフレーズを弾ける人もめずらしく、それはそれで楽しいものです。

アルバムに入っているヴァージョンは[Live]となっていますが、スタジオ・ライブということのようです。
YouTube にあるワーナーの Official Music Video (公式ミュージック・ビデオ)はスタジオ・ライブ風のシングル・ヴァージョンで、両方を聴き比べてみるとアルバムの方は間奏の後にアドリブが入って50秒ほど長くなっているようです。

今回はめずらしく採り上げたい曲が見つかったので、久しぶりにブログを更新してみました。 次回はいつになるか、本人にも分かりません。


Guitar [Solo] , Backing Vocals – Thomas Helmig
Electric Piano, Groovebox (Dr.) – Jan Lysdahl
Synth [Horn] – Jai Winding
Bass – Moussa Diallo
Backing Vocals – Eddie Chacon (Wr.)

  ●歌詞と対訳●
 (1)
Never knew life like this was possible
 あれほど望み得る限りの生活を これまで知らなかった

Most of all with you
  何よりも あなたと一緒だった時のような

I would give anything, anything
  私は何だってするでしょう、どんなことだって

Just to see you through, and to be with you again
 ただあなたと逢って、 そしてまた一緒になれるなら

And I know, yes I know
 分かってる、えゝ 分かっているわ

That life will find a way
 そうした生き方を 見つけられることを

All it takes is one drop of love in your heart
 あなたの心の 愛の一滴(ひとしずく)があれば

And maybe we can start again 
 私たちは またやり直せるでしょう

All it takes is one ray of hope in your life
 あなたの人生に (一筋の)希望の光が射し込めば

And maybe we can do it right, (well)
 私たちは うまくやって行けるはずだから

 (2)
Imagine a time for us, come together now
私たちがまた一緒になった時のことを 心に思い描いてみて

For ever now, be true
  今から ずっと遠い先のことまで、 実現することとして

'Cause I couldn't ask for more, than a chance to see
 だって今の私は 逢える機会のことしか考えられないから

There's a chance to see, what could've been you
 またあなたに逢えるという 機会の他(ほか)には何も

And I know, yes I know
 分かってる、えゝ 分かっているわ

That life will find a way
 そうした生き方を 見つけられることを

All it takes is one drop of love in your heart
 あなたの心に 愛の一滴(ひとしずく)があれば

And maybe we can start again
  私たちは またやり直せるでしょう

All it takes is one ray of hope in your life
 あなたの人生に 一筋の希望の光があるのなら

And maybe we can make it right, (yes)
  私たちは うまくやって行けるはずだから

( Guitar [Solo] – Thomas Helmig )

All it takes is one drop of love in your heart
And maybe we can start again

All it takes is one ray of hope in your life
And maybe we can make it right

All it takes is one ray of hope in your life
And maybe we can make it right...
(以下アドリブ)


most of all: 何よりも、とりわけ、最も~なことは。
give anything: 何だってする、どんな犠牲でも払う。
find a way: 道(方法)を見つける
all it takes: 必要なのは~だけ
drop of: 一滴の、わずかな
ray of hope: 希望の光、一縷(いちる)の望み。

imagine: 想像する、心に描く。
come together: 1.一緒になる、一体になる。 2.和解する。
For ever = Forever
be true: 実現する、本当になる。 (インターネット上の歌詞の中には"through"となっているものもありますが、アルバムの歌詞カードの方を採りました)
couldn't ask for more: それ以上は望めない

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

431. Go Rest High on That Mountain ゴー・レスト・ハイ・オン・ザット・マウンテン

Go Rest High on That Mountain ゴー・レスト・ハイ・オン・ザット・マウンテン
    Vince Gill ヴィンス・ギル

ヴィンス・ギル1994年のアルバムから、翌年に6枚目のシングルとなったこの曲を採り上げてみました。 アメリカのカントリー・チャートで14位、カナダのカントリー・チャートでは7位となっています。


Album : When Love Finds You
(Import)
Released: August, 1995 (Album: June, 1994)
Written by: Vince Gill (ヴィンス・ギル)
Produced by: Tony Brown (トニー・ブラウン)
 ヴィンス・ギルについて:
Vince Gill
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ヴィンス・ギルはカントリー・ミュージックの人ですから、日本での知名度はほとんどありませんが、1991年にダイアー・ストレイツ最後のアルバムとなった "On Every Street" (「オン・エヴリー・ストリート」)のレコーディングに参加しています。
ダイアー・ストレイツのリーダーだったマーク・ノップラーから、ヴィンス・ギルはバンドのメンバーにならないかと誘われ、そちらの方は断ったようです。 (マーク・ノップラーはTOTOのドラマーだったジェフ・ポーカロにも加入を打診していたとか・・・)

この曲は、ヴィンス・ギルより二つ年上のカントリー界のスーパースター(といっても、日本ではほとんど無名ですが・・・)の Keith Whitley (キース・ウィットリー)が1989年に亡くなった時に、その死を悼(いた)んで書き始められたそうです。 でも完成には至らずしばらくそのままになっていて、1993年に兄のボブが心臓発作で亡くなった時になって改めて採り上げられ、曲として仕上げられたようです。

―という訳で、この曲はゴスペル・ミュージック(キリスト教的色合いの濃いアメリカの民俗音楽で黒人音楽の要素が強い)とも呼べるもので、"16 Great Country Gospel Favorites" というアルバムにも収録されていました。 死者を悼む歌ということで多少宗教色の強いところはありますが、きれいな曲だしヴィンス・ギルの歌声も美しいです。

この曲を含むアルバムからは6曲がシングル・カットされ、その内の5曲はアメリカやカナダのカントリー・チャートで1位から5位のヒットとなっています。 
でもアルバムのラストに収められたこの曲は、シングルとしては最後の6枚目として翌年にリリースされていますから、本人はあまり出したくなかったのかもしれません。 
この曲は1996年の CMA (Country Music Association) Awards では "Song of the Year" を受賞していますし、38回のグラミーでは "Best Male Country Vocal Performance" と "Best Country Song" 賞も獲得しました。


Drums – Carlos Vega
Bass – Michael Rhodes
Fiddle – Stuart Duncan
Acoustic Guitar – Randy Scruggs
Electric Guitar – Steuart Smith, Vince Gill
Steel Guitar – John Hughey
Keyboards – Pete Wasner
Piano – John Barlow Jarvis, Pete Wasner
Percussion – Tom Roady
Backing Vocals – Patty Loveless, Ricky Scaggs

Grooveshark で、Go Rest High on That Mountain を聴く : (5:14)

  ●歌詞と対訳●
[1]
I know your life
  あなたの人生を知っている

On earth was troubled
  苦しかった この地上においての

And only you could know the pain
  あなたにしか分からなかった苦悩も

You weren't afraid to face the devil
  あなたは (たとえ)悪魔のような相手でも 怖れず立ち向かい

You were no stranger to the rain
  困難な時期も 経験してきたけれど (※)

(Chorus)
Go rest high on that mountain
  (今は)あの山の高みへと行って 休むといい

Son, your work on earth is done
  あなたの地上での務めは もう終わったのだから

Go to Heaven a shoutin'
  天国へ行って 声高く歌い上げるといい

Love for the Father and the Son
  (天上の)父(神)と その子(キリスト)への愛を

[2]
Oh, how we cried the day you left us
  あなたがいなくなった日に 皆がどれほど泣いたことか

And gathered round your grave to grieve
  あなたの墓の周りで その死を悼(いた)んだ時に

Wish I could see the angels faces
  願わくば あなたが天使たちの顔を拝(おが)めますように

When they hear your sweet voice sing
  あなたの優しい歌声に 天使たちが耳を傾ける時に

(Chorus)
Go rest high on that mountain
  (今は)あの山の高みへと行って 憩(いこ)うといい

Son, your work on earth is done
  あなたの地上での役目は もう終わったのだから

Go to Heaven a shoutin'
  天国へ行って 声高らかに讃えるといい

Love for the Father and the Son
  (天上の)父(神)と その子(キリスト)への愛を

  Instrumental (間奏) Fiddle – Stuart Duncan

(Chorus)
Go rest high on that mountain
  (今は)あの山の高みへと行って 安らぐがいい

Son, your work on earth is done
  あなたの地上での務めは もう終わったのだから

Go to Heaven a shoutin'  天国へ行って 声高く歌い上げるといい

Love for the Father and the Son
  (天上の)父(神)と その子(キリスト)への愛を

Go to Heaven a shoutin'
  天国へと行って 声高らかに讃えるといい

Love for the Father and the Son
  天上の神と その子(キリスト)に対する愛を


※ on earth: 地上で、この世で。
※ face the ..: ~と直面する、~と向き合う、~を直視する。
※ devil: 悪魔(のような人)。 悪人、意地悪な人。
※ no stranger to ..: ~を良く知っている。~を経験している。~を知らない訳ではない。
※ the rain: 晴れの日を「良いこと」、雨の日を「悪いこと」にたとえるのは日本と同じで、"the pain" (痛み/苦しみ)と並べて韻を踏んでいます。

※ go (to) rest: 直訳すると「休みに行く」。休む、床に就く、寝る。
※ Son: 「息子」という意味ですが、ここでは単なる呼びかけで、あえて訳さずにおきます。 その後に "your sweet voice sing" (あなたの優しい歌声)というフレーズもありますし。
 
※ shouting: 「叫び」。 ここでは先輩シンガーへの呼びかけですから、「声高らかに歌う」くらいに解釈しています。
※ love for: ~に対する愛。
※ (God) the Father: (キリスト教での天上の)父(神)。
※ the Son: その(神の愛する)子としてのキリストを指す。

※ gather round: ~の周りに集まる。
※ to grieve: 悲しみ(悲嘆)に暮れる、追悼する。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
老母の介護をしていた頃に、息抜きも兼ねて始めたブログです。
介護の終わった現在はそんな暇もなく休止状態で、たまの休みには気が向くと更新もしています。

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訳詞を掲載したい場合は、「記事へのリンクを貼る」という形にして下さい。できれば少しは努力して、自分で翻訳して下さい。

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好意的なコメントには出来るだけ返信するようにしていますが、あからさまな悪口は公開せずにサッサと削除しております。それが人情というものでしょう。

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