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431. Go Rest High on That Mountain ゴー・レスト・ハイ・オン・ザット・マウンテン

Go Rest High on That Mountain ゴー・レスト・ハイ・オン・ザット・マウンテン
    Vince Gill ヴィンス・ギル

ヴィンス・ギル1994年のアルバムから、翌年に6枚目のシングルとなったこの曲を採り上げてみました。 アメリカのカントリー・チャートで14位、カナダのカントリー・チャートでは7位となっています。


Album : When Love Finds You
(Import)
Released: August, 1995 (Album: June, 1994)
Written by: Vince Gill (ヴィンス・ギル)
Produced by: Tony Brown (トニー・ブラウン)
 ヴィンス・ギルについて:
Vince Gill
 フリー百科事典『ウィキペディア』

ヴィンス・ギルはカントリー・ミュージックの人ですから、日本での知名度はほとんどありませんが、1991年にダイアー・ストレイツ最後のアルバムとなった "On Every Street" (「オン・エヴリー・ストリート」)のレコーディングに参加しています。
ダイアー・ストレイツのリーダーだったマーク・ノップラーから、ヴィンス・ギルはバンドのメンバーにならないかと誘われ、そちらの方は断ったようです。 (マーク・ノップラーはTOTOのドラマーだったジェフ・ポーカロにも加入を打診していたとか・・・)

この曲は、ヴィンス・ギルより二つ年上のカントリー界のスーパースター(といっても、日本ではほとんど無名ですが・・・)の Keith Whitley (キース・ウィットリー)が1989年に亡くなった時に、その死を悼(いた)んで書き始められたそうです。 でも完成には至らずしばらくそのままになっていて、1993年に兄のボブが心臓発作で亡くなった時になって改めて採り上げられ、曲として仕上げられたようです。

―という訳で、この曲はゴスペル・ミュージック(キリスト教的色合いの濃いアメリカの民俗音楽で黒人音楽の要素が強い)とも呼べるもので、"16 Great Country Gospel Favorites" というアルバムにも収録されていました。 死者を悼む歌ということで多少宗教色の強いところはありますが、きれいな曲だしヴィンス・ギルの歌声も美しいです。

この曲を含むアルバムからは6曲がシングル・カットされ、その内の5曲はアメリカやカナダのカントリー・チャートで1位から5位のヒットとなっています。 
でもアルバムのラストに収められたこの曲は、シングルとしては最後の6枚目として翌年にリリースされていますから、本人はあまり出したくなかったのかもしれません。 
この曲は1996年の CMA (Country Music Association) Awards では "Song of the Year" を受賞していますし、38回のグラミーでは "Best Male Country Vocal Performance" と "Best Country Song" 賞も獲得しました。


Drums – Carlos Vega
Bass – Michael Rhodes
Fiddle – Stuart Duncan
Acoustic Guitar – Randy Scruggs
Electric Guitar – Steuart Smith, Vince Gill
Steel Guitar – John Hughey
Keyboards – Pete Wasner
Piano – John Barlow Jarvis, Pete Wasner
Percussion – Tom Roady
Backing Vocals – Patty Loveless, Ricky Scaggs

Grooveshark で、Go Rest High on That Mountain を聴く : (5:14)

  ●歌詞と対訳●
[1]
I know your life
  あなたの人生を知っている

On earth was troubled
  苦しかった この地上においての

And only you could know the pain
  あなたにしか分からなかった苦悩も

You weren't afraid to face the devil
  あなたは (たとえ)悪魔のような相手でも 怖れず立ち向かい

You were no stranger to the rain
  困難な時期も 経験してきたけれど (※)

(Chorus)
Go rest high on that mountain
  (今は)あの山の高みへと行って 休むといい

Son, your work on earth is done
  あなたの地上での務めは もう終わったのだから

Go to Heaven a shoutin'
  天国へ行って 声高く歌い上げるといい

Love for the Father and the Son
  (天上の)父(神)と その子(キリスト)への愛を

[2]
Oh, how we cried the day you left us
  あなたがいなくなった日に 皆がどれほど泣いたことか

And gathered round your grave to grieve
  あなたの墓の周りで その死を悼(いた)んだ時に

Wish I could see the angels faces
  願わくば あなたが天使たちの顔を拝(おが)めますように

When they hear your sweet voice sing
  あなたの優しい歌声に 天使たちが耳を傾ける時に

(Chorus)
Go rest high on that mountain
  (今は)あの山の高みへと行って 憩(いこ)うといい

Son, your work on earth is done
  あなたの地上での役目は もう終わったのだから

Go to Heaven a shoutin'
  天国へ行って 声高らかに讃えるといい

Love for the Father and the Son
  (天上の)父(神)と その子(キリスト)への愛を

  Instrumental (間奏) Fiddle – Stuart Duncan

(Chorus)
Go rest high on that mountain
  (今は)あの山の高みへと行って 安らぐがいい

Son, your work on earth is done
  あなたの地上での務めは もう終わったのだから

Go to Heaven a shoutin'  天国へ行って 声高く歌い上げるといい

Love for the Father and the Son
  (天上の)父(神)と その子(キリスト)への愛を

Go to Heaven a shoutin'
  天国へと行って 声高らかに讃えるといい

Love for the Father and the Son
  天上の神と その子(キリスト)に対する愛を


※ on earth: 地上で、この世で。
※ face the ..: ~と直面する、~と向き合う、~を直視する。
※ devil: 悪魔(のような人)。 悪人、意地悪な人。
※ no stranger to ..: ~を良く知っている。~を経験している。~を知らない訳ではない。
※ the rain: 晴れの日を「良いこと」、雨の日を「悪いこと」にたとえるのは日本と同じで、"the pain" (痛み/苦しみ)と並べて韻を踏んでいます。

※ go (to) rest: 直訳すると「休みに行く」。休む、床に就く、寝る。
※ Son: 「息子」という意味ですが、ここでは単なる呼びかけで、あえて訳さずにおきます。 その後に "your sweet voice sing" (あなたの優しい歌声)というフレーズもありますし。
 
※ shouting: 「叫び」。 ここでは先輩シンガーへの呼びかけですから、「声高らかに歌う」くらいに解釈しています。
※ love for: ~に対する愛。
※ (God) the Father: (キリスト教での天上の)父(神)。
※ the Son: その(神の愛する)子としてのキリストを指す。

※ gather round: ~の周りに集まる。
※ to grieve: 悲しみ(悲嘆)に暮れる、追悼する。

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

429. Last Kiss ラスト・キス (カヴァー)

Last Kiss ラスト・キス (カヴァー) : Pearl Jam パール・ジャム

1998年にパール・ジャムがファン・クラブ用クリスマス・シングルとしてカヴァーした古い曲ですが、翌年には全米で2位、カナダとオーストラリアでは1位と、彼らにとって最大のヒットとなりました。


Last Kiss (Single)
Album : Last Kiss (Single)
  No Boundaries

Released: June, 1999 (Original Version 1961)
Written by:W. Cochran, J. Carpenter, R. Hoyal, B. McGlon
Produced by: Pearl Jam
 パール・ジャムについて:
Pearl Jam (手前がエディ・ヴェダー)
 フリー百科事典『ウィキペディア』

"Last Kiss"(曲)について: 「ラスト・キス」は1961年にウェイン・コクランという人が歌ったのが最初のヴァージョンですがヒットはせず、その後1964年にJ.フランク·ウィルソン&キャバリアーズが歌ってトップ10に入るヒットとなっています。
エディ・ヴェダーがシアトルのアンティーク・モールで見つけてきた古いレコードというのは、おそらく後者のヴァージョンでしょう。

歌の内容は、「父親の車を借りて彼女とドライブしていたら、雨の夜に停車していた車をよけきれずに事故を起こし、瀕死の彼女を抱き上げて最後のキスをした」、というものです。
悲しい話ですが何となくのんびりした曲に聴こえるのは、50年も前の古い歌だからでしょう。 エディ・ヴェダーも「グランジ」や「オルタナティヴ・ロック」といったレッテルを忘れ、すっかり60年代の気分になって歌っているようです。

この曲は1998年のコンサート・ツアーで数回演奏されたのちに、1998年のクリスマス・シングルとしてレコーディングされましたが、わずか2千ドルの費用でミキシングが終了したとか。 ベーシストのジェフ・アメンによると「それは俺たちのレコーディングの中でも最小限(の予算)で済んだものだった」と言うことです。

この曲は1999年の "No Boundaries: A Benefit for the Kosovar Refugees" という、コソボ紛争による難民救済を目的としたチャリティ・アルバムの1曲目にも収録され、約1千万ドルを稼ぐ手助けにも一役買っています。

「パール・ジャムらしくない」とか「懐古ロックだ」とか辛口の批評もありますが、気軽なクリスマス・シングルとして楽しんで歌っているのだから、一緒に楽しんで聴けば良いでしょう。 これなら60年代に青春していたシニアの方たちにも受け入れてもらえるのではないかと思います。


Eddie Vedder (エディ・ヴェダー): Vocals
Jeff Ament (ジェフ・アメン): Bass
Stone Gossard (ストーン・ゴッサード) : Guiter
Mike McCready (マイク・マクレディ) : Guiter
Matt Cameron (マット・キャメロン) : Drums (1998年より参加)

Grooveshark で、Last Kiss 『ラスト・キス』を聴く: (3:17)

  ●歌詞と対訳●
(Chorus)
Oh where, oh where, can my baby be?
 あぁ、どこに、俺の彼女はどこにいる?

The Lord took her away from me
  彼女は神が 俺から奪って行ったんだ 

She's gone to heaven, so I've got to be good
  彼女は天国に召されたから、俺はいい子にしていなきゃ

So I can see my baby when I leave this world
  そうすりゃ この世とオサラバした時、(あの世で) 俺は彼女に逢えるから

[1]
We were out on a date in my daddy's car
  俺たちは親父の車で デートに出かけたんだ

We hadn't driven very far
  そんなに遠くまで ドライヴした訳じゃないけど

There in the road, straight ahead
  (夜の)道路を、ずっと真っ直ぐに進んで行くと

A car was stalled, the engine was dead
  エンジンがイカれて、停車してる車が(急に目の前に現れ)

I couldn't stop, so I swerved to the right
  (雨で)すぐに止まれなかったから、(慌てて)ハンドルを右に切ったんだ  

I'll never forget the sound that night
  その夜のあの音は 決して忘れることができない

The screamin' tires, the bustin' glass
  タイヤは悲鳴を上げ、ガラスが砕け散り

The painful scream that I heard last
  最後に聞いたのは 悲痛な叫び声だった

(Chorus)
Oh where, oh where, can my baby be?
 あぁ、どこに、俺の彼女はどこにいる?

The Lord took her away from me
  彼女は神が 俺から奪って行ったんだ 

She's gone to heaven, so I've got to be good
  彼女は天国に召されたから、俺はいい子にしていなきゃ

So I can see my baby when I leave this world
  そうすりゃ この世とオサラバした時、(あの世で) 俺は彼女に逢えるから

[2]
When I woke up the rain was pourin' down
  俺が目を覚ました時には 土砂降りの雨になっていて

There were people standing all around
  周りには人々が ぼんやりと突っ立っていた

Something warm goin' through my eyes
  俺は目の中に 何か生温かいものを感じたけど

But somehow I found my baby that night
  ともかく俺は 闇の中で彼女を捜し出し 

I lifted her head, she looked at me and said
  彼女の頭を抱(かか)え上げると、彼女は俺を見つめてこう言った

"Hold me darling, just a little while"
  「私を抱きしめて、ダーリン、少しの間だけでも」

I held her close, I kissed her our last kiss
  俺は彼女をきつく抱きしめ、俺たちにとって最後のキスをしたんだ

I found the love that I knew I had missed
  いなくなると分かっている恋人を 見つけ出したのさ

Well, now she's gone
  そう、彼女は逝(い)ってしまった

Even though I hold her tight
  たとえ俺が 彼女をきつく抱きしめたとしても

I lost my love, my life that night
  俺は恋人を失くし、 あの夜に俺の人生を失(うしな)ったんだ、


(Chorus)
Oh where, oh where, can my baby be?
 あぁ、どこに、俺の彼女はどこにいる?

The Lord took her away from me
  彼女は神が 俺から奪って行ったんだ 

She's gone to heaven, so I've got to be good
  彼女は天国に召されたから、俺はいい子にしていなきゃ

So I can see my baby when I leave this world
  そうすりゃ この世とオサラバした時、(あの世で) 俺は彼女に逢えるから

Oh, oh ...



※ The Lord: 主(しゅ)、神。
※ take (took) away: 1.奪い去る、持ち去る。2.連れて行く、連れ去る。 
※ have got to = have to: ~しなければならない。
※ be good: いい子にしている、おとなしくしている、行儀良くしている。
 "Be good!" で、「いい子にしてなさい!」(おとなしくしなさい!)

※ straight ahead: まっすぐに。 "straight ahead driving" 「直進運転」 
※ swerve to the right: 右によける(ハンドルを切る)。 
※ screaming: 叫び声、「キーッ」ときしむ音。
※ busting: 破裂する。

※ pouring: 土砂降り。 "pouring rain" 「土砂降りの雨」
※ standing around: 周りにたたずむ、 呆然と突っ立つ。
※ lift one's head: ~の頭を上げる、持ち上げる。
※ hold (held) someone close: ~をきつく(ギュッと)抱きしめる。
※ gone: この場合は(人が)「死んだ」、「すでに亡くなっっている」
※ even though: たとえ~としても、 ~であるにしても。
※ hold .. tight: ~をきつく抱きしめる。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

424. Stewart's Coat スチュワートのコート

Stewart's Coat スチュワートのコート / Rickie Lee Jones 
リッキー・リー・ジョーンズ1993年のアルバムから、今はもう逢えない恋人を歌ったこの曲を選んでみました。


Alubm : Traffic from Paradise
  トラフィック・フロム・・

Released: September 1993
Written by: Rickie Lee Jones (リッキー・リー・ジョーンズ)
Produced by: Rickie Lee Jones
リッキー・リー・ジョーンズについて:
Lickie Lee Jones
 フリー百科事典『ウィキペディア』

1979年のファースト・アルバムはアルバム・チャートで全米3位のヒットとなり、グラミーでは最優秀新人賞を獲得して鮮烈なデビューを果たしたリッキー・リー・ジョーンズでした。
このブログでも、そのデビュー・アルバムからは3曲を採り上げています。

その後も寡作(かさく)ながら80年代には4枚のアルバムをリリースし、セカンドが全米最高5位、3rdから5thも39位~44位とまずまずのセールスを記録しています。

90年代以降もコンスタントにアルバムを発表し続けてはいますが、アルバム・チャートで100位以内に入ることはなくなり、シングル・カットされる曲もなくなってしまいました。
1993年リリースのこのアルバムも地味な感じで、あまり他人(ひと)にお勧めできる内容ではありませんが、この曲は割りと好きなので採り上げてみることにしました。 

相変わらず分かりにくい歌詞を書く人ですが、そばに恋人のいない寂しさは伝わると思います。
コーラスで繰り返される言葉の中に "learn to crawl" というフレーズがあり、直訳すると「(赤ちゃんが)ハイハイを覚える」という意味になりますが、ここでは生き方に不慣れな女性が「生きる術(すべ)を学ぶ」くらいの感じで訳してみました。

プリテンダーズのサード・アルバムにも "Learning to Crawl" 「ラーニング・トゥ・クロール」というタイトルが付けられていましたが、それは二人のメンバーの相次ぐ死やグループのメンバー・チェンジなどの困難を乗り越え、赤ん坊がハイハイを覚えるように「また一から始める」という、クリッシー・ハインドの決意表明に思えたものです。

このアルバムのイラストレーションは、Charles Stewart Parker という人が描いています。


Rickie Lee Jones – Vocals, Acoustic guitar, Mandolin, Keyboards
  Jim Keltner : Drums
  John Leftwich : Bass, Backing vocals
  Sal Bernardi : Acoustic guitar, Backing vocals
  Leo Kottke – Twelve-string guitar, Slide acoustic guitar

Grooveshark で、Stewart's Coat 『スチュワートのコート』を聴く: (4:32)

  ●歌詞と対訳●


Hold me, love, I can't sleep again
  私を抱きしめて、愛(いと)しい人、以前のように眠れないの

I have to kiss your nose?
  あなたの鼻先に キスしてあげましょうか?

I wanna lay here next to him, love
  ここで、 あなたのそばで眠りたいの、 愛しい人 

I remember walking in the rain
  雨の中を歩いたことを 思い出すわ

Rain was falling on my hands,
  雨が 私の両の掌(てのひら)に降り注いで・・・

I don't wanna live through that again, (no)
  あの頃をもう一度 生きてみたい訳じゃないけど


Outside, the heart it gets dark, now
  外に出てみても、今は心が暗くなる

Lovers walking in the park, now
  恋人たちは 公園の中を(寄り添って)歩き

Children singing songs that will now
  子供たちは 歌をうたっている

Make all our dreams come true
  「ぼくらの夢が 全て叶(かな)いますように」、と

I'm in love with you
  私はあなたに恋しているの


(I know) it takes is love
  (そう) 必要なのは愛

Love is a healing thing
  愛は 癒(いや)してくれるもの

When you give everything
  あなたが全てを 与えてくれた時に

You love in the world
  あなたの愛は この世界にある 

The world gives you love to hold onto
  その世界が愛を与えてくれたら、 しっかりとつかんで放さないで 

Remembering, we seldom remember love
  覚えておいて、 「人は愛を忘れずにいることは滅多にない」、ということを

[Chorus]
(Someday) Just give me many chances
  (いつか) 何度かチャンスを与えてくれるなら

(Far away) I’ll see you through it all
  (遠くから) その間ずっと あなたを見てるから

(Remember) Just give me time to learn to crawl
  (覚えていて) 生き方を学ぶ(※)時間を 与えてほしいの

Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl  ただ生き方を学ぶ 時間が欲しいの

Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl  ただ生き方を学ぶ 時間が欲しいの


In September, when the rain comes and the wind blows
  9月になり、雨の季節がおとずれ、風が吹き始めたら

I would see you walking in your coat, (oh)
  (レイン)コートを着て歩く あなたに逢ってみたい

And if you let me,
  そして もしあなたが私に・・・そうさせてくれるなら、

I will keep you here, inside the stars
  私はあなたを ここに留めておきたい、(夜空の)星の中にでも

I will love, the sound of my sheets
  私は愛するでしょう、 (ベッドの)シーツが音を立てるくらいに

since you have moved beneath them
  あなたが ふさわしくない人のところへ引っ越した時からずっと・・・

[Chorus]
Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl  ただ 生き方を学ぶ 時間が欲しいの

Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl ただ(幼児が)ハイハイを覚える時間を与えて

Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl (人生の始めから)生き方を学ぶ時間を与えて

(以下、繰り返し)
Just give me many chances
I'll see you through it all
Just give me time to learn to crawl

Just give me many chances
I'll see you through it all
Just give me time to learn to crawl

Time to learn to crawl  (人生の最初から)生き方を学ぶ時間を
Time to learn to crawl  (赤ちゃんが)ハイハイを学ぶための時間を・・・



※ next to:~の隣で。
※ I don't wanna (want to): 私は~したくない。
※ live through: 生き抜く、生き残る。 乗り越える、乗り切る。
※ that again: もう一度。 "Say that again" 「もう一度言ってみろ」「何て言ったの」。 "Not that again" 直訳で「もうそれはよせ」、(同じことをする人に)「いいかげんにして」
※ gets dark: 暗くなる。
※ dreams come true: 夢がかなう、夢が実現する。
※ I'm in love with you: 私はあなたに恋してる。

※ (all) it takes is ..: 必要なのは~だけ。
※ healing: 癒(いや)し、治療。 ヒーリング。
※ hold onto: ~をしっかりつかまえておく、~を手放さない。
※ seldom: めったに~しない。 ほとんど~ない。
※ through it all: その間ずっと。
※ learn to ..: ~を学ぶ、~の仕方を習う。
※ crawl: (赤ちゃんが)這(は)う、ハイハイする。 水泳の「クロール」ストローク。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

422. Twin Cities ツイン・シティーズ

Twin Cities ツイン・シティーズ / Everything But The Girl 

エヴリシング・バット・ザ・ガール1991年のアルバムから、軽快なこの曲を選んでみました。


Album : Worldwide
  ワールドワイド
(紙ジャケット)
Released: October, 1991 (Album)
Written by: Ben Watt (ベン・ワット)
Produced by: Everything but the Girl
 エヴリシング・バット・ザ・ガール
Tracey Thorn & Ben Watt
 フリー百科事典『ウィキペディア』

この曲を含むアルバムからは、以前 "Old Friends"(「オールド・フレンズ」:307回目)を採り上げたことがありますが、この曲はその「オールド・フレンズ」とのカップリングでシングルになっています。 どちらもチャートでは100位以内にも入っていませんが、個人的にはどちらも好きな曲で「寂しさ」と「明るさ」といった好対照な組み合わせも気に入っています。 

この曲のタイトルの "Twin Cities" は、アメリカでは一般的に「ミネアポリス」と「セントポール」を合わせた「ミネアポリス・セントポール都市圏」を指します。
アメリカ最長のミシシッピ川が始まる「水の街」でもあり、その「双子の都市」とデュオである自分たちを重ね合わせているのでしょう。 アメリカに長いこと滞在しているうちに本国(イングランド)に戻ることを忘れてしまいそうになり、「そろそろ動き始めないと・・・」と思っているうちに、デトロイトでの暴動がキッカケで荷造りを始めた、という内容のようです。 

このアルバムが出る前年の1990年に、ベン・ワットが原因不明の難病にかかり一時活動を休止していたことがあるので、そうした病気からの復活の意味も込められているのでしょう。
ちょっと分かりにくい歌詞で何度かやりかけてそのままになっていたものを、今回はキチンと最後まで訳してみました。 「多分こんな感じだろう」という、あくまでも私個人の解釈ですが・・・


Tracey Thorn (トレイシー・ソーン) : Lead vocals
Ben Watt (ベン・ワット) : Acoustic Guitar, Drum Programming, Backing Vocals
  Geoff Gascoyne : Bass
  Martin Ditcham : Congas, Tambourine
  Ralph Salmins : Drums
  Peter Murray : Organ
  Damon "The Doctor" Butcher : Piano
  Pete Whyman : Tenor Saxophone
  James McMillan : Trumpet, Flugelhorn

Grooveshark で、Twin Cities 『ツイン・シティーズ』を聴く: (4:38)

  ●歌詞と対訳●
[1]
Now we're in twin cities
  私たちは今 ツイン・シティーズ(双子の都市)にいる

Where the Mississippi rises and then falls
  そこからミシシッピ(川)が始まり、すぐに(セント・アンソニー)滝となる

One is Minneapolis and the other no less famous is St. Paul’s
  一方はミネアポリス市、もう一方はそれと同じくらい有名なセントポール市

There are stray dogs on the highway
  そこでは野良犬たちが ハイウェイの上をたむろして  

And the local farmers moan about lack of rain
  地方の農家は 雨不足に喘(あえ)いでいる

When the winds blew last winter,
  去年の冬に 風が吹き荒れた時なんか、

I swear England had another hurricane, hurricane
  本当に、イングランドならハリケーンと同じくらいだった、 ハリケーンと

(Chorus 1)
And we are twin cities, and we are that river
  私たちは(たとえるなら)双子の都市で、 その川は私たち(みたいなもの)

From the standing still, we will be delivered
  この静止状態から、 私たちはまもなく動き始めるでしょう

[2]
Last time in New York was with Mandela and Madonna and The Mets
 この前ニューヨークにいた時は (ネルソン)マンデラとマドンナと(NY)メッツがいて

They're icons of an era where that's about as famous as it gets
  彼らはその時代の象徴として 同じくらい有名だから  

(That's what I call famous, babe)  (それが有名っていうものさ、ベイビィ)

I've seen cities full of ticker-tape,
  街中が(パレードで) テープや紙吹雪がいっぱい舞い散るのを見たものよ

and cotton-trains through Utah disappearing out of sight
  コットン(綿花)を積んだ列車は ユタ州を抜けて視界から消えて行くけど

But I'm standing in a city that's as pretty as an ocean in the night
  でも私は 夜の海のように美しいこの街で 立ち止まったまま

(Chorus 2)
And we are twin cities, and we are that ocean
  私たちは双子の都市で、 その海は私たち(みたいなもの)

From the standing still, we are set in motion
  この静止状態から、 私たちは動き始めるでしょう

(Bridge)
And no one calls me up to say   誰にも電話で こんなこと言わせない
“How long are you going to be away?”  「どのくらい そっちにいるつもり?」って
(Are you ever coming back?)  (ずっと戻って来ないつもり?)
Yeah yeah…
(Are you ever coming back?)  (ずっと帰って来ないのかい?)

No one calls me up to say   誰にも電話で こんなこと言わせない
“Don't let that life lead you astray” 「人生を踏み外すようなことをするな」って
(Don't forget to come back)  (帰って来るのを 忘れないで)
Yeah!
(Don't forget to come back)  (必ず 戻ってきてね)

(間奏)

[3]
They were rioting in Detroit on the night the Pistons won it back to back
 (NBAのデトロイト)ピストンズの勝利と連動し、デトロイトで夜に暴動が起きたので

I was out of there the next day,
  私は翌日に そこを出たの

and I only had just two bags to pack
  わずか二つのバッグをパック(荷造り)しただけで

(Chorus 1)
And we are twin cities, and we are one river
  私たちは二つの街、 そして私たちは一つの川

From the standing still, we will be delivered
  この静止状態から、 私たちはまもなく動き始めるでしょう

(Chorus 2)
And we are twin cities, and we are one ocean
  私たちは二つの街、 そして私たちは一つの海

From the standing still, we are set in motion
  この静止状態から、 私たちは始動するの

(以下、アドリブ)
Yeah
We are twin cities
We are one river
(We are twin cities)
One ocean

We are twin cities
(We are twin cities)
We are one river
Yeah
One ocean

We are twin cities
One ocean
We are ...



※ twin cities: アメリカではミネソタ州最大の都市ミネアポリス市と、ミネソタの州都で第二の都市セントポール市を合わせた「ミネアポリス・セントポール都市圏」を指すことが多い。 
※ Mississippi (River): ミシシッピ川。 アメリカで一番長い川で、ミネソタ州に始まり、南のメキシコ湾に注ぐ。
※ falls: この場合は「滝」のことで、ミシシッピ川唯一の滝が「セント・アンソニー滝」。その水力を利用して製材や製粉などが行われ、産業が発展した。 
※ no less: 同様に。 ~に劣らず。
※ stray dog: 野良犬。 "stray cat" なら「野良猫」。
※ moan: 1.うめく。 2.不満を言う。 3.嘆く。
※ lack of rain: 雨不足。
※ I swear: 本当に。 誓って。
※ another: 似たようなもの。
※ standing still: 静止状態。
※ be delivered: 配達される、発送される、届く。

※ last time: この前。 前回。 最後に。
※ icons of ..: ~の象徴。 アイコン。
※ era: 時代。 年代。
※ that's about it: そういったところだ。 まあ、そんなところだ。
※ as famous as: ~と同じくらい有名。
※ That's what ..: それが~というものだ。
※ ticker tape: (パレードで投げられる)紙テープや紙吹雪。
 "ticker tape parade" で「紙吹雪の舞うパレード」
※ out of sight: 見えないところに。
※ as pretty as: ~のように美しい。
※ set in motion: 運転する、発動する、動かす。 始動する。

※ call up: 電話する、電話で呼び出す。
※ How long are you going to .. ?: いつまで~しているつもり?
 "How long are we going to be away?" で「どれくらいそっちにいるつもり?」
※ lead someone astray: ~を道に迷わせる。 (人を)堕落させる。
※ Don't forget to ..: ~するのを忘れないで。
 "Don't forget to come back" だと、「必ず戻って来てね」

※ rioting: 1.暴動を起こす。 2.暴徒と化す。
※ back to back: 連動して、背中合わせに。 相次いで、連続して、次から次に。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

421. Farewell and Goodnight フェアウェル・アンド・グッドナイト

Farewell and Goodnight フェアウェル・アンド・グッドナイト : 
      The Smashing Pumpkins スマッシング・パンプキンズ

スマッシング・パンプキンズ1995年の二枚組アルバムから、アルバムの最後に収められていたこの曲を選んでみました。 メンバー4人それぞれの歌声を聴くことができます。


Album : Mellon Collie & the Infinite Sadness
  
メロンコリーそして終りのない悲しみ
(試聴可)
Released: October 1995 (Album)
Written by: Billy Corgan, James Iha
Produced by: A. Moulder, Flood, B. Corgan, J. Iha

  スマッシング・パンプキンズについて:
James, D'arcy, Billy & Jimmy
 フリー百科事典『ウィキペディア』

全米で一千万枚のセールスを記録したこのメガヒット・アルバムからは、以前に
"Tonight, Tonight"(「トゥナイト、トゥナイト」:380回目)、
"Thirty-Three"(「サーティ・スリー」:207回目)、
"1979"(「ナインティーン・セヴンティナイン」:22回目)を採り上げたことがありました。

この曲は二枚組アルバムを締めくくるものとして最後に収められていて、タイトルの"Farewell"(さようなら、ごきげんよう)からしてラストにふさわしい曲です。
ソング・ライティングにはギタリストのジェームス・イハも参加しており、彼らしい静かな曲調ですが、歌はメンバー4人が交互に歌っていて、普段は歌わないドラマーのジミーやベーシストのダーシーの声も聴くことができます。

ただ、歌詞が文章の途中で切り替わって訳しにくいので、歌う為の英文の歌詞と、意味を知るための対訳とを、今回は二つに分けておきました。
最初をいつものようにビリー・コーガンが歌い、次いでギタリストのジェームス・イハ、間奏の後でドラマーのジミー・チェンバレン、その後を紅一点のベーシストであるダーシー・レッキーが歌っています。 ちょっと地味な曲ですが、一日の終わりに聴くと良いかもしれません。


Billy Corgan (ビリー・コーガン) – lead vocals, lead guitar, piano
James Iha (ジェームス・イハ) – rhythm guitar; vocals
Jimmy Chamberlin (ジミー・チェンバレン) – drums, vocals
D'arcy Wretzky (ダーシー・レッキー) – bass guitar, vocals

Farewell and Goodnight 『フェアウェル・アンド・グッドナイト』を聴く: (4:23)

  ●歌詞と対訳●
 (※ 和訳は下にあります)
[Billy]
Goodnight, to every little hour that you
Sleep tight, may it hold you through the winter of a
Long night, and keep you from the loneliness of yourself

[James]
Heart strung, is your heart frayed and empty cause it's
Hard luck, when no one understands your love it's
Unsung, and I say

[Billy & James]
Goodnight, my love, to every hour in every day
Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart

(間奏)

[Jimmy]
Goodnight, may your dreams be so happy and your
[D'arcy]
Head light, with the wishes of a sandman and a
[Jimmy]
Night light, be careful not to let the bedbugs
[D'arcy]
Sleep tight, nestled in your covers

[Jimmy & D'arcy]
The sun shines but I don't
A silver rain will wash away

[Pumpkins]
The sun shines but I don't
A silver rain will wash away

[Billy]
And you can tell, it's just as well
And you can tell, it's just as well

[Pumpkins]
Goodnight, my love, to every hour in every day
Goodnight, always to all that's pure that's in your heart


Goodnight, to every little hour that you sleep tight.
  おやすみ、ぐっすりと眠れる わずかな時間に

May it hold you through the winter of a long night,
  その眠りは長い冬の夜を 包み込んでくれるだろう

And keep you from the loneliness of yourself.
  そしてその寂しさから 守ってくれるだろう


Heart strung is your heart frayed and empty,
  張り詰めた心は その心が擦り切れたり 空しかったりするから   

Cause it's hard luck, when no one understands your love.
  それは不運だったり、誰もその愛情を分かってくれなかったりするから

It's unsung, and I say
  誰も称賛してくれないのなら、せめてこう言おう


Goodnight, my love, to every hour in every day.
  おやすみ、愛(いと)しい人、いつの時も、いつの日も

Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart
  おやすみ、いつも、その心の中がピュア(純粋)であるように

(間奏)

Goodnight, may your dreams be so happy and your head light
  おやすみ、その夢が楽しいものであるように、そしてその目まいが

with the wishes of a sandman and a night light,
  睡魔と常夜灯の仕業(しわざ)でありますように、

Be careful not to let the bedbugs sleep tight, nestled in your covers.
  ぐっすりと眠りなさい、 毛布に優しく くるまれて

The sun shines but I don't,
  天気が好くても、自分には関係ないこと

A silver rain will wash away.
  銀色の雨が 洗い流してしまうだろう

The sun shines but I don't,
  良いことなんて、自分とは関係の無いこと

A silver rain will wash away.
  銀色の雨が 洗い流してしまうだろう


And you can tell, it's just as well.
  分かっているなら、 かえって好都合さ

And you can tell, it's just as well.
  それが分かっているなら、 むしろ好都合ってものさ


Goodnight, my love, to every hour in every day.
  おやすみ、愛しい人、いつの時も、いつの日も

Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart.
    おやすみ、いつも、その心の中がピュア(純粋)でありますように



※ Farewell: さようなら、ごきげんよう。 比較的長い別れ際に交わす言葉。
※ Good night: おやすみ、お休みなさい。

※ sleep tight: 熟睡する、ぐっすり眠る。
※ strung: 1.string(弦、糸)の過去形。 2.糸(弦)を張った。
※ fray: 擦り切れる、ぼろぼろになる。 (神経を)すり減らす。
※ hard luck: 不運、不幸。
※ unsung: (詩歌に)うたわれていない。 (英雄として)称賛されない。

※ one's head (go) light: めまいがする、ふらつく。 
※ sandman: 睡魔、眠りの精。(おとぎ話で、子供の目に砂をかけて眠らせるという)
※ night light: 常夜灯。 前列の "head light" と掛けている。
※ bedbugs bite: 直訳すると「虱(シラミ)に喰われる」だが、
 "Sleep tight. Don't let the bedbugs bite." で、「ぐっすりお休み。(シラミや南京虫に噛まれませんように)」という決まり文句。

※ nestle in ..: ~にくるまって眠る。
※ the sun shines: 「日が照る」だが、「好機」や「良いこと」、「うまく行く」といった比喩(ひゆ)的な意味で使われる。
※ but I don't: 「だけど自分はそうじゃない」とか「自分とは関係ない」といった感じでしょうか。
※ wash away: 洗い流す、洗い落とす。
※ (as) you can tell: お分かりのように、お察しの通り。 見ての通り。
※ just as well: かえって好都合な。 丁度いい。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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